岩田松雄リーダーシップスクールのMVP三連覇を成し遂げた津田さんに迫ります。
目まぐるしく動きつづける現場でもブレない心の広さと、津田さんの明るく優しい性格が伝わってくるはずです。
………
津田真臣(つだまさおみ)
株式会社JR東日本ステーションリテイリング勤務。茨城県守谷市在住。新卒で入社した大手コンビニエンスストアのスーパーバイザー時代には、1ヶ月に15店舗の新店オープンや担当店の売上を2年間で倍増させた経験を持つ。2011年1月に「駅を変える」というMissionに共感し、2度目の転職で現在の会社へ。エキュート東京で弁当・惣菜ゾーンのマネージャーを経験し、2013年11月にエキュート品川の副店長となり、在籍期間中全ての月で前年売上を上回る実績を残す。2016年3月から本社の営業戦略を立案・推進する部門で、新規案件やインバウンド関連等の業務を担当。岩田松雄リーダーシップスクールには4月の開校初日から参加し、MVP制度が誕生した7月度から3ヶ月連続でMVP1位となり、10月度は2位、11月度は3位と5ヶ月連続で入賞中。
………
ーどんなお仕事をされているのですか?
津田さん JR東日本の子会社で、エキナカ商業施設「エキュート」を運営している会社(JR東日本ステーションリテイリング)の営業部にいます。インバウンドの仕事であったりとか、最近はシンガポールでポップアップショップを展開する業務などを行っています。2度転職をし、今の会社は5年目です。最初はエキュート東京で売場のマネージャーを3年弱ほど、その後エキュート品川の副店長を約2年勤めて今に至ります。現場が大好きなんです!またいつか現場に戻りたい…。新卒で入社したのはコンビ二の本部で、健康志向の商品を扱う新業態の立ち上げに関わったりしたんです。一応2、4号店のオープニング店長も経験しました。
ー現場のどんなところが魅力ですか?
津田さん 目の前にお客様がいることですね!エキサイティングなんです!もちろん様々な問題やトラブルも起こるんですが、日々いろんなことが起こって、いろんな人に出会えるところが最高です。商業施設なので、お店がたくさんある。そうするとものすごい数の人がそこで働いているわけで、その人達とお話できるところが好きです。
ーとなると、それこそ様々なキャリアのスクール生との交流も楽しんでいらっしゃるのでは?
津田さん もちろん。そして私、いじられ役なんです(笑)。40歳になっていじられ役なんですよ!月例会の3回目くらいからすんごいいじられ始めてて…(笑)。社内でも私のモノマネが横行してますよ(笑)
とにかく、続ける。
ー会社員として前のお二人とはまた違った働き方をしていらっしゃる津田さんがスクールへ入会したごきっかけは?
津田さん 今の仕事を始めた頃、新たに何か勉強しようと思って書店に行き、たまたま『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の言葉』を手に取った時に岩田さんを知りました。読んでみるとすごくしっくりきて、私の中でのリーダー像にぴったりでした。
ーその時リーダー的なポジションでいらっしゃったんですか?
津田さん そういうわけではなかったのですが、その当時会社がどういう風に動いているのか、人が人をどのように動かしているのかという事に興味がありました。複数の会社で働く中で、尊敬できる上司もいれば、そうでない上司も見てきました。今後自分が年齢を重ねていく中でどんな上司になりたいか考えた時に、岩田さんの示すリーダー像がとても腑に落ちたんです。「あーこれこれ!」って。リーダシップコンサルティングのfacebook
ページもチェックしていたので開校のお知らせを見つけて、ちょっとやってみるか!という気持ちではじめました。
ー本との出会いと環境の変化が合わさって、岩田スクールにたどり着いたのですね。実際に入ってみて、日々の課題やイベントにはどのような気持ちで取り組まれていますか?
津田さん 始めた時点で決めたことは、「必ず毎日やる」ということです。4月25日から一日だって休んでいません。お金を払ってやっているからには、ちゃんとやらないと意味がない。やっぱり「気づき」がいいなと思います。他の人のコメントを見ても非常にためになり、「こんな考え方もあるのか」「この人よく勉強してるなあ」という気づきがあってとても楽しいです。私普通の人間ですが、とにかく「一度やると決めたらやる」のは自分の得意なことだと思っています。「日々続ける」ことはその人次第ですよね。だから私は続けることを大事にしています。
ー続けることも才能と言いますよね。
津田さん そうですね、継続は力なりです。たとえば学歴がどうだという話がありますが、私は学歴そのものよりもその大学に入るために続けた努力に意味があると思っています。「必ず毎日やる」ということを最初にMVPに選ばれた時に言ったら、一部のメンバーが乗っかってくれて、コメント欄が盛り上がるようになりました。
ーそれは本当に良い流れですね。津田さんに続いて課題を取り組むようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。…スクールの課題やイベントで様々な境遇のメンバーと関わる中で、どのような変化がありましたか?たとえば、五木田さん、寺岡さんは「習慣」について変わった面が多いとおっしゃっていましたが、話を聞くと津田さんはもともと何かを継続することに秀でているようなので、他の分野で変わったことがあればぜひお聞きしたいです。
津田さん それについては、まだ岩田さんにも言っていないんですが、悪しき習慣を絶つために、禁煙にチャレンジしています!まだ完璧じゃないんですけど、頑張っています。それと、あまり全然知らない人が集まる場所には行かないタイプだったんですが、スクールを始めてからそういう集まりにも顔をだすようになりました。大学のOB会とか、行くことが面白くなってきましたね。自慢できることはあんまりないんですけど。
ーMVP三連覇も自慢できる成果ですよ!
津田さん いやいや、最初のうちは普段通りやっていただけでしたよ。ちょっとみなさんより早くMVPページが有ることに気づいて、意識し始めたのが早かったのかもしれませんね。サイトの機能を見たりするのが好きなので。結構みなさん知らないことがあったりするのでは?
ー確かに。マイコメント機能とか、グループとか、意外と知られていない機能ってありますよね。ちょっとずつ紹介していきたいです。
津田さん とにかく「三連覇」がかっこいいかなと思って、とりあえず三連覇!と思って頑張ってきました。みなさん本当にいいこと書くので、正直途中からきつかったです(笑)。
ーみなさんのコメント、読み応えがありますよね。ずっと読んでいると、それぞれの回答にも個性が見え始めて、回答も洗練されてきている気がします。
津田さん すごい文章の人いっぱいいますよね。やはり日々アウトプットをしているからだと思います。
ー自分の思ったこと、考えたことを書く、というのは普段はあまりない経験ですよね。
津田さん そう、会社の人間には恥ずかしくて見せられない!あんまり難しく考えずに、素直に思ったこと、考えたことを書いてますね。だからこそ続けられるのだと思います。これからも絶対続けます。
「明るく楽しく前向きにコツコツと」
ークローズドなコミュニティだからこそ、自分をさらけだして、素直な気持ちや考えを語り合える場にしてゆきたいです。それでは、少しスクールの話から離れますが、もうすぐ新年を迎えるということで、新年の抱負や、これから挑戦したいことはありますか?
津田さん まずはこの「課題をやる」という習慣を続けていきたい。そして、仕事でも責任のあるポジションになってきてはいるので、組織を引っ張っていけるようになりたいし、また現場に戻って色んな人と働きたい。
ーなるほど、ではもしまた現場で働くことになったら、どのような現場をつくりたいですか?
津田さん 楽しい現場です!モットーは「明るく楽しく前向きにコツコツと」なので。これが私のミッションです。小売業の極意でも有ります。いかに日々ちゃんとできるかが肝心です。
ーとても津田さんらしいミッションですね。多くの経営者とはまた違ったミッションだと思います。飾らない、親しみやすいリーダーですね。
津田さん 私の得意分野は「親しみやすさ」なので。目標は新入社員が一番親しみやすい40代、です。仕事ができる人は、偉そうにしなくてもできると思われるし、自ずと人がついてくるんですよ。だからこそ自分はそのままでいたい。
ー自分も周りの人も楽に仕事ができる環境を作っているんですね。
津田さん そうですね、機嫌に波のある上司になりたくない。いくら自分が忙しくても、いつも同じ調子で、人の話に耳を傾けられる状態でいたいんです。
ーなるほど、余裕がない時でも他人への態度を変えない中で、ストレスを感じることは有りませんか?どこで発散なさっているのですか?
津田さん よく言われるんですが、機嫌がいいのが普通であって、機嫌が悪くなる理由がないんです。若いときはもう少しカッカしてましたが、もともとあまり悩まない性格で、仕事をするにつれてどんどん角が取れていきました。人にも優しくなったし、誰かが失敗してもしょうがない、と受け入れられるようになり、逆にこっちが何をしてあげられるかを考えますね。叱るときも、個別にどこか別の場所に連れていって、個人的に話をします。みんなの前で叱ると雰囲気を壊してしまうので。公開処刑みたいなことはしません。
ーやはり現場の空気はあくまで「楽しく明るく」保つ努力をなさっているんですね。
津田さん (部下は)みんな優秀なので、自分で考えられるようになれば何事もうまくいく。だからその道筋を立ててあげればよくて、その第一歩として現場の雰囲気はよくなきゃいけないんです。この仕事は自分が好きだからしているし、それは私の勝手です。職場のみんなもそれでいい。みんなが自立して楽しんで仕事をしてもらいたい。そこを大事にしています。前に副店長をやっていた時、自分が忙しくても、部下の話を聞く時間を優先していました。もちろん自分の時間はなくなりますが…(苦笑)。でも、結局お客様の支持を集め、お店の売上をアップさせられるかどうかが全てなんですよ。そのためには自分一人では到底無理で、みんなの力を結集させていかなくてはならないから、部下が力を発揮できるようにするために、まず自分が話を聞く時間を惜しみません。
ー仲間想いの、そして現場を愛する津田さんらしい考え方ですね。しかしみなさん違った考えでリーダーシップを取られている中で、スクールの皆さんは徳の高さや人間性の良さは共通する部分があると感じます。
津田さん わざわざ学ぼうとお金を払っている人たちですから、変な人はいないんですよ。それこそ年齢も業種も幅がありますが、根っこには仕事に対する真摯な態度があって、本当にいいメンバーです。もっとみなさんの意見を知りたいので、あまりコメントを書いてない方にも、課題に答えてほしいです。毎日じゃなくても、何か思うことが有るときには思う通りにぶつけてほしい。誰かしら同感してくれると思います。もっと意見が飛び交う場になればいいと思います。スクールもまだ開校から間もないので、みんなでいいコミュニティを作っていきたいです。来年のこともみんな気になってますよ!次年度はどうなるんですか?
ー頼もしい言葉をありがとうございます。次年度について只今絶賛計画中です。新オンラインコンテンツ、イベントや勉強会などなど…(お楽しみに!)続ければ続けるほど有意義なコミュニティにしていきたいと思います。みなさんにもぜひ協力していただきたいです。…津田さん、ありがとうございました!
………
聞き手:伊藤
お読み頂き、ありがとうございます。
津田さんの魅力が伝わったでしょうか
次回は11月度のMVP2位にランクインした寺田さんです。
今日もありがとうございます。
他のインタビュー記事